当院は球団マスコットのフルスクラッチフィギュアの制作(造形外科)と野球場で撮影した写真の紹介(画像診断科)を専門科目とした架空のクリニックです
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【ただいま制作中】埼玉西武ライオンズマスコット『レオ』さん
レオさん 

以前にレオさんのフィギュアを制作中とちらっと書きましたが、その進捗をまだご紹介していなかったのであらためて記事にいたしますね。
着手したばかりのブーブさんやエキベ~さんに比べて、だいぶ前から作り始めていたので、その流れをある程度ご紹介しながら、具体的にどんな作り方をしているのかを今回はご覧にいれたいと思います。

レオフィギュア3 

レオフィギュア4 

まぁ、大体どんなフィギュアでも頭から作り始めるのが常なのですが、パターンとしては粘土を丸くお団子にしてから凹凸を作っていきます。
でもレオさんの場合は立派なマズルがありますので、今回はマズルと下顎の部分はさらに粘土を盛り付ける形で形成していきました。
おおまかな形が出来たら乾燥させて、ナイフで削ったりスポンジヤスリなどで磨いて左右のバランスや曲線を出して行きます。
細かい部分は粘土が軟らかいうちに手を出すと、関係ない場所にまで力が伝わってフォルムが変形してしまうため乾いてから細工する訳ですね。


レオフィギュア1 

レオフィギュア2 

続いて、身体の制作です。『中の人』なんて当然いないのですが、身体がヒト型に近いマスコットの場合、自分はいきなりユニの姿から着手する腕がないので、あくまでも暫定的に『中の人』がいたらこんな体型なんじゃないかなぁ~って感じのボディを作って、そこにユニを着せていく手法をとっています。

写真などを参考に頭部とのバランスを考えて身体を作っていく訳ですが、ここで一番大事なのは実際に球場で会ったときのマスコットたちの身体の印象や動きの特徴を思い出しながら作ること。
ホンモノを実際に良く観察しないと良いフィギュアは作れないと僕は思っています。だから実際に出会ったマスコット以外は作らない。いや、作れないと自分で勝手に決めているのですよ。

もちろん、球場で撮影した写真も重要な資料です。
自分で写真を撮るようになってからは、マスコットが美しく見えるいわゆる良い写真の他に、一般的には絵にはならないけど資料に使うための写真も沢山撮っています。
後ろ姿や足元のアップなど、普通に見たら失敗のような写真がディテールを再現するための貴重な資料になっています。


レオフィギュア5

頭部と身体がある程度出来あがったら、合体させてバランスを確認します。
前述のように当然『中の人』などいないのですが、レオさんはバク転を決めたりとマスコットの中でもかなりの肉体派!
なので体操選手のプロポーションを参考に肉付けして行きました。胸筋や上腕筋群、首から背中にかけての僧帽筋などが立派です。


レオフィギュア6 

次にユニのベースとなる下地を着せて行きます。
うどんを延ばす要領で、粘土を均等に薄く引き延ばしたものを衣服に見える形で貼り付けます。
この時点では、まだ皺のないボディスーツのような状態ですね。


レオフィギュア7 

レオフィギュア8 

ユニにディテールを加えて行きます。
シワは細くコヨリ状に延ばした粘土を貼り付けて再現します。
ベルトやベルト通しなどは、薄く伸ばした粘土を小さく切って貼り付けます。
さらにこの時点で、上半身と下半身、腕と靴の部分などに分けてパーツを切り出します。
この写真では組み上げた状態なので解りづらいですが、すでに分割できる状態なんですよ。
なぜかというと最終的に原型が完成したらシリコンで型取りし、レジンなどの樹脂で複製を行うので、分割しておかないと型取りが出来ないからです。
もちろん複製しても誰かに販売するなどの目的ではなく、レオさん本人にプレゼントする際に原型を着色したいわゆるワンオフもののフィギュアだと自分の手元に作品が残らないからなのですが…。
分割した状態は、複製作業の時にあらためてお見せいたしますね。


サーフェーサー 

頭の部分はまだ耳を付けたりする作業が残っているので、身体の部分だけですが先に表面処理に入ります。
ある程度、サンドペーパーで地肌を均したあと、この『サーフェーサー』というスプレーをかけて処理します。
僕の使っている軽量樹脂粘土は、そのままだと表面が毛羽立った状態になってしまいます。
そんな状態では、表面がザラザラになって上手く型取り出来ないのです。『サーフェーサー』を吹きつけて磨くことで、粘土で作った原型の表面がプラスチック製のフィギュアのようにツルツルになり、型取りしやすく美しい仕上がりになるのです。 

レオ10 

レオ11 

レオ12 

10121112 

10121113 
 

そしてこれが現段階でのレオさんです!
身体の表面処理と同時に、手とシッポとお耳を付けました。
肝心のタテガミがないと何だかワンちゃんみたいですが、なんとなく雰囲気は出てきたのでは?
たぶんタテガミは粘土だと細かいスジ彫りなどが難しいので、エポキシパテで作ると思います。
タテガミと頭部の表面処理が出来たら原型は完成!
シリコン型で型取りして、レジン樹脂で複製を作成します。まぁ、その辺の作業はまだまだ時間が必要かなぁ…。
まあ気長にお待ち頂ければと思います。


レオライナ 

ちなみに最近撮影したレオさん(ライナさんも一緒ですがw)で、今回のフィギュアに近いポーズの画があったので載せておきますね~。
実物と比較してどうでしょうか?いい感じに出来ているといいのですが…。


テーマ:埼玉西武ライオンズ - ジャンル:スポーツ

コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。